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    速いからカッコイイのか、カッコイイから速いのか

    ずいぶん前の話のようになってしまうが、3月のボ-トショウでの来場者の皆さんのKRS-001Xを見たときの反応は、本当に面白かった・・・というか予想以上のものだった。その場で色々な感想を耳にしたけれど、やはりゼロから作り上げたというのが、どうにも信じにくかったようだ。

    おそらく、ボートショウに来るような人たちなら、色々なボートを見てきているだろうし、ボートオーナーも多かったと思う。普通のVハルのボートならば「そりゃ、大変だけど、できないってことはないよね?」と思われたのじゃないかと思う。実際、「自作艇の世界」と言うのがボートやヨットにはあるし、雑誌で取り上げられることがある。
    しかし、このKRS-001Xは、そういう人たちの目から見ても「ボートばなれ」しているように映ったようだった。色が黒だったり、明確な運転席がなかったり(見えなかったり)、カタマランでもないし・・・と言うことだったと思う。

    ボク個人が、製作過程を見て感じた凄さは、これだけの大きさで、たくさんの大きい「面」があるなかで、そのディテールに滑らかな曲線(面)がたくさんあることだった。ボートショウで、このKRS-001Xを「なんだか、凄い!」と思わせたもののひとつには、この削りだしたような曲面があったのではないかと思う。

    曲面01

    細かく見ていけば、通常のプロダクションボートにだって曲面はもちろんある。しかし、パッと見では、やはりスッと描いたような「線」が基調になっていると思う。それに比べて、うねるような曲面は、やはり、「違う何か」を多くの人に感じさせたのではないかと思う。
    というのも、シェイクダウンなどで、何度もこのKRS-001Xを見てきているが、そのたびに、こんなところに、こんなラインがあったっけ? という新発見がけっこうな頻度である。

    曲面02

    でも、これらの数々の造形は、それぞれに意味があり、言ってみれば「機能美」であるわけだ。実は、杉原さんと話をしていて、水から上の部分は空力的にOKなら問題はない・・・と思っていた僕は、びっくりさせられることがあった。
    というのは、水に直接触れない部分、艇体の大半の部分がそうなわけだけれど、走航中に水面から上がってきたスプレーを艇体への抵抗にしないように上手に後ろに流してしまうような機能も、ある部分では求められる・・・と聞いたのだ。水から上の部分は風洞実験でも明らかになったように、杉原さんのデザインには、文句のつけようがないすばらしいものだし、「空気との関係さえ良好ならばOK!」と考えていた僕は、これにはちょっとびっくりした。

    つまり、空気を上手い具合に切り裂きながら進み、さらにまとわり付くスプレーにも、からまれないような、そんなことから、このうねりのある艇体のデザインは生まれた、ということだ。

    理由のないデザインはない・・・。




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    ◆牛原 陽彦◆ Haru Ushihara

    Author:◆牛原 陽彦◆ Haru Ushihara
    Welcome to Haru's blog on the Sugihara's World Speed Record Challenge 2010.

    水上の世界最高速を目指すKRS-001X/Team Sugihara(杉原 豊)を牛原陽彦がリポートするOVER360kphブログへようこそ。ハイドロプレーン、プロペラ駆動、レシプロエンジンで360km/h超えを目指します。

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