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    2011年最初のテストラン

    昨年後半から立て続けにテストランを続けてきた杉原さんは、年が変わる前にもう一回、そして今度こそ200km/hオーバーを、と話していたが、2回続けて起きた駆動系のトラブルに関して、きちんとリメイクしないことには、速度域が上がるにつれトラブルの可能性がさらに高まり、また、あれだけ強靭なボディを、暴れたシャフトが内側から突き破るなどといったことも起きたため危険と判断。プロペラシャフトおよびシャフトサポート部の徹底的な見直しを行った。

    なにせ全長4mもあるプロペラシャフトはほかに類がなく、さらにエンジン回転数のままに(減速ギアなどを介さず)回るため、シャフトの真円度が厳しく求められるし、さらに万が一のブレなどから2次、3次被害を起こさないためのサポート類の造作には、相当に神経を使わされる、というわけだ。

    と同時に、ボート本体の水離れを良くし、プレーニングの際の負荷を軽減し、さらにプレーニング時間の短縮を図るべく、フロントスポンソンの形状を「厚みを増す」という方向で見直した。これは、11月末のテストで試す予定だったが、走り出した直後に走行不可の状態に陥ってしまったため試す時間もなく、今回がリメイクされた駆動部と共に、初テストとなる。

    ちなみにフロントスポンソンは、これまでにも長さや取り付け角度などをかなり細かく調整してきていて、そのたびに大幅に走りが良くなってきているので、今回の「厚みを増す」ことによる変化も相当期待が持てる。

    また、そのほかにも、杉原さんは年末から、排気系の変更やボディの一部軽量化など、かなり突っ込んだ内容のリメイク、モディファイを進めてきた。外観にも大きな変化が出ているし、さらには大幅に走りの違いが見られると思うので、次回、1月最終週の本年初のテストランは、今からかなり楽しみだ。

    shaft01
    ねじ曲がったプロペラシャフト。今回、徹底的に精度を見直した。

    gear case01
    ギアケース部の割れ

    flywheel01
    フライホイールハウジングの割れ

    hall on hull
    船体内でねじ曲がったシャフト類が暴れ、内側からケブラー繊維をも突き破った。


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    ◆牛原 陽彦◆ Haru Ushihara

    Author:◆牛原 陽彦◆ Haru Ushihara
    Welcome to Haru's blog on the Sugihara's World Speed Record Challenge 2010.

    水上の世界最高速を目指すKRS-001X/Team Sugihara(杉原 豊)を牛原陽彦がリポートするOVER360kphブログへようこそ。ハイドロプレーン、プロペラ駆動、レシプロエンジンで360km/h超えを目指します。

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